杵の使い方

柴一臼屋

◆お餅をこねるとき

こねるこねるときの杵の持ち方は両手を「ギュッ」。

右利きの場合は、右手は柄の先、左手は柄の末端を握ります。左利きや右利きでも好みのより手を逆にしてもOKです。手が滑るようなら水で少し湿らせてシッカリと握ります。

お餅をこねるときは全体重を掛けて。

体重を掛けて餅米をつぶします。餅米が一通りつぶれるくらいこねます。杵をこじるようにしたり、臼の周りを回りながらやるとお米全体をつぶしやすいでしょう。かなり力のいる作業ですので大変ですが、大切な作業です。こねが足りないとついたときにもち米飛び出してしまいます。

こね5割、つき5割が目安。

こね5割、つき5割を目安にこねてください。なかにはこねてほとんどおもちの状態にしてしまい少しついて終わり、なんていう人も。

◆お餅をつくとき

つくときの杵の持ち方は右手「ユル〜」、左手「ギュッ」。

使い方図バットやゴルフクラブとは異なり、鍬(くわ)を持つようにします。具体的には右利きの場合は末端側を握った左手をしっかりと握り固定。一方の杵の先側を持つ手は軽く握ります。慣れた人ほど右手の力の抜き加減が上手いものです。

「投げ落とす」感じで。

まず、杵の重さを利用して「落とす」ようについてみてください。落とす感覚がわかったら、勢いをつけるために、「投げ落とす」ようにします。楽なだけではなく、真ん中のストライクゾーンを外さずにつけるので、臼の縁を叩くことも少なくなります。

振り回さない。

杵を振り回すと真ん中に当たりにくく、臼の縁を叩きやすいのでやめましょう。バットやゴルフクラブを振るときのように、右手に力が入っていると振り回してしまいます。コツをつかめば簡単ですので、練習してみてください。

お餅は「ペッタン」とつく。

杵を強く振りすぎると「ゴン」「ゴン」という音がします。勢いがあって良さそうですが、これは臼を叩いている音。臼も杵もすぐに傷んでしまいます。やはりおもちは「ペッタン」「ペッタン」という音がするようにつきましょう。お年寄りの方が若い人よりもつくのが上手いものです。

臼の縁を叩かないように。

臼の縁を叩いてしまうと、臼を傷つけたり壊してしまうだけではなく、杵が壊れて使えなくなることもあります。杵が割れてしまうと修理不可能です。

◆慣れてきたら杵を揃えて自分流のもちつきを。

2人でこねると楽。

こねる作業はかなりの重労働です。杵が2本あるときは2人で向き合って一緒にこねましょう。お互いにお米を押し合うので、かなり楽にできます。大きい臼なら3本の杵で3人でこねるともっと楽ですよ。太さの異なる杵、大人用と子供用の組み合わせでもOKですよ。

2・3人で一緒につくときは細めの杵で。

2人、3人で同時につくときは少し細めの杵を使うと、軽くて振りやすいのでタイミングが合い使いやすくなります。細い杵は力がないので、太い杵で仕上げづきをすると良いでしょう。

2・3人で一緒につくときは、つくのを止めてから手返しをする。

2人、3人で同時につくときは、つき手と一緒に手返しをするとタイミングが合いにくく、とっても危険です。何回かついたら、つくのを止めて手返しをするようにします。2〜3回はおもち全体を持ち上げて、ひっくり返すのも忘れずに。

極太杵が1本あると重宝する。

極太杵があると仕上げつきや一臼で大量につきたいときなどにとっても重宝します。重いのでパワーがあり、一気におもちになります。上手くなると重い杵の方が楽につけます。ただ、太い杵は臼の縁を叩きやすいのでご注意を。

子供用・幼児用杵で家族みんなでもちつき。

子供用杵があると家族みんなで餅つきができます。とくに幼児でも使えるすごく小さい杵があると3歳くらいからもちつきに参加できます。子供用でも大きいものもありますから、サイズを確認してから購入するようにしてください。

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